2014年4月14日月曜日

散歩

朝は時間がゆっくり流れている気がするが
車をすんごい勢いでとばす人も中にはいるので、こわいところもある。
僕はあんまり道を覚えられない人で、地元でも裏道がどこに通じているのかを知らない。
というのも、基本的に裏道はカメラで素材を集めるためだけにしかほとんど歩いて通らないので、道を覚えようという気がないわけだ。
そのため、地元のくせに、ここを過ぎればどんなところに行き着くのだろう、というワクワクが尽きない。
しかし、かっこいい建物やかっこいい看板、かっこよく剪定された植込みがある通り(一例)なんかは記憶に残る。
僕だけが知ってるかっこいいスポット、なんてものはできれば地元で見つけたいものだ。

資料としての写真を撮るために散歩しに行こう
しかし時間が無くて焦っているときなんかは、
風景を一素材としてしか見ない、特に冷酷な時間だと思う。鯉のぼりを見てたらそう思いました。
風が吹くことでたなびく、という姿が想定されて作られた鯉のぼりだが、そよ風くらいでは根元の糸がくるくる回るだけだ。
この時、僕は鯉のぼりを考案した人を勝手に妄想しているわけだが、思惑どおりにたなびかない鯉のぼりがなんとも滑稽で可愛らしい。ユーモラスな顔つきなので、一層楽しげにみえるというもの。
そんな風に楽しんでいる傍ら、この鯉のぼりを素材としてどう活躍させようか、という僕もいる。
なんとも複雑な気持ちではあるが、まあこの鯉のぼりがかっこよく登場できればそれでいいか。


とは言いつつも、どんなに余計なことを考えている散歩でも楽しいことは楽しい。
余計なことを考えるのが散歩の醍醐味とも言えるが。
自転車じゃ味わえない、風景と密接した時間をゆっくりと味わうことができる。
ご飯をゆっくり咀嚼することと、なんだか似ている気がしてきた。

おなかが空いたので休憩にしようと思い、良いかんじの土手やベンチがないものかと探したのだが見つからず、結局よく知った公園(馬がいる)で休憩をとることにした。
途中のスーパーで買ったカニクリームコロッケをひとつ食べた。
子供がロッキンパッピーを激しく揺らしている。
帰りにホームセンターで小さめのカーブミラーの値段を見てから家に帰った。

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